イライラと焦る気持ちを感じたらインパチェンスを『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし(連載第十七回)』

2021.2.24

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京ヶ島弥生

京ヶ島弥生 ( フラワー&アロマセラピスト )

フラワー&アロマセラピスト。心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。

「イライラする」と思うけれど、その苛立ちはどこから?

何に対して?

思うようなペースで事が運ばなかったり、気持ちばかり焦って空回りしたり。

誰かの動きが遅くて、自分が思うような速さに乗れないとか。

全速力で駆け抜けようとしている目の前に壁が現われたらどうなる?

そんなせっかちさんのためのバッチフラワーレメディは、「インパチェンス」。


インパチェンスは人生を全速力で駆け抜けたい

物事をすばやく、遅れることなく進めたいと思い、そう行動する。だから自分より遅い人には、イライラしてしまう。

インパチェンスはそんな人のためのレメディです。

この人は得てして早口、早足で、動きはスピーディでシャープ。
ものごとの選択も決断も、素早く行います。

遅い人がいるときには、チームでの作業でも全て自分のペースでやりたくなって、人の仕事を取り上げても早く仕上げることができます。

時に急ぎすぎるあまり、自分で自分のペースがつかめなくなると、自分の動きさえちぐはぐに感じることもあるでしょう。

こうしてスピード感を持って進んでいくと、本当は頼れるリーダーのはずが、独断専行に陥り当然周囲はついて行けなくなります。

その人のスピードはますます上がるけれど、周りはその場に留まる。だから、ふと我に返って、後を見て誰もついてきていないことを知ると、無性に孤立感を感じます。

日頃おっとりしている人だからといって、この状態にならないとは限りません。

周りとのペースのずれを感じるとき、自分の思い描く動きが自分でできないと思うとき、焦ったり、じれたり、周りに苛立ったり。

年を重ねたり怪我や病気の後に、体が思うように動かなくてイライラするのは、自分のイメージと体の動きが合わないからで、これもインパチェンスのネガティブな状態です。インパチェンスという名前は英語で「Impatiens」、「形容詞:impatient」「忍耐がない」、という言葉と同じです。

私たちがよく使う「イライラ」は漢字で「苛々」。「苛」は「刺」と同音で、「刺」は植物のとげを指し、またイラクサの意味もあります。イラクサのとげが指先をかすめただけでチクッとした痛みを感じる、そんな様子は、インパチェンスのネガティブな状態を思い起こさせます。

そしてどちらも、慌ててよいことはないと言っているようですね。

時間との戦いの緊張を解いて

物事の進行や変化には、”時”が必要です。

現代生活では、多くのことを、すばやく、簡単に済ますことができる便利が溢れています。

でも自然界で、太陽は黄道を1年かけて回りますし、1日は24時間だし、急ぐことも、遅れることもありません。

例えば植物は、決まった時を経ないと発芽したり葉を広げたり花を咲かせたりできないのは、天体の動きやその他自然界の様々なものと歩みを合わせているから。

植物に限らず、私たちの生活の中のこと、例えば争いごとも、時が解決してくれることがあります。いたずらに種を掘り返したり、枝葉を切り取ろうと力を振りかざしてこじれることもしばしば。それは物事も時が熟すのを待っているからなのかもしれません。

24時間をもっと有効に使いたいとスピードを上げて成果を出すことは、とても良いことだと思います。
でも、それは決して一人でできることではなく、周囲との調和がもたらしてくれる果実だと考えると?

インパチェンスのタイプのポジティブな面は、スピーディーで決然として、先頭を切れる潔さ。そしてそれは、周囲との時間感覚を共有していることを知っているからこそ発揮されるものです。

そんな人が、何かうまく物事が進まないと感じたら、黙ってスピードを落とすか、インパチェンスを2滴飲んでみましょう。

それだけで周りと同じ歩幅で楽しく歩めるようになって、それまで感じていた落ち着かない気持ちはいつしか消えているでしょう。


インパチェンスの種がはじけるとき

インパチェンスは、ヒマラヤ原産の花で、1830年頃イギリスに入り、そこからヨーロッパ中に広まりました。

川や水路の土手などの湿った土を好む植物で、バッチ博士はその花を南ウエールズのクリックホウエルのウスク川のほとりで見つけました。

土手に群れるインパチェンスは1m以上の高さにまでなり、茎は緑か深紅ですが空洞なので、時に透明のようにも見えます。

花は柔らかく、6月から9月に、深い赤の蕾から、開花すると淡く青味がかって、藤色に咲きます。赤が強い花もありますが、レメディには、薄青紫の花を使います。

成長も早く、特に種を作ってからは熟すのを待ち切れず、風や昆虫が触れると音を立てて種子をまき散らします。

さらに瞬時に心皮を蛇のように巻きもどす姿は、古代から短気の象徴として伝わり、インパチェンスの名づけもそこから来ています。

焦燥、性急、短気と言ったネガティブな面は、素早い行動と辛抱強い思考、優しさなどのポジティブな面と裏腹であることを、この花は教えてくれます。

 

バッチ博士の言葉

何でも即座に考え、行動を起こし、すべてのことを躊躇したり遅滞することなく済ませたいと考えているタイプです。病気の時には、すぐに回復しないかと案じます。

行動ののろい人に我慢ができず、遅い事が悪いことであり、時間の無駄だと考え、その人たちを何とか急がせようと努力します。

また、自分のペースで物事を運ぶことができるので、独りで働いたり、考えたりする方を好みます。

『トウェルブヒーラーとその他のレメディ』エドワード・バッチ(1936)
『バッチ博士の遺産』所収(2012)バッチホリスティック研究会・訳・刊

京ヶ島弥生 のプロフィール

京ヶ島弥生

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。


東京は下町生まれ、1998年に鎌倉・七里ガ浜に移住。

2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。


東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。

こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。



○バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師

○IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト

○日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター
○
有限会社フロスヴィータ 代表取締役


ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/


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