ひとりではないのに淋しさを感じるとき『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし(連載第十二回)』

2020.12.2

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京ヶ島弥生

京ヶ島弥生 ( フラワー&アロマセラピスト )

フラワー&アロマセラピスト。心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。

何か一心に一つの方向に進んで、ふと見回してみると周りに誰もいないように思えるとき。

それは孤独というより、孤立した感じ。あるいは周りの世界から遊離しているような感覚でしょうか。
自分は自分でよいはずなのに、何か他の人との間に見えない溝のようなものを感じているのかもしれません。

いつもの自分なら、迷わずそのまま進んでいけるはずなのに、時折感じるこの感情はなんなのでしょう。

物事が間違って進んでいるわけでもないとき、普段は感じない、”淋しい”ような感覚が自分を保ちにくくしてしまいます。

ひとりで前へ進んで、振り返ると誰もいない

日頃は周りを率いる立場。頭の回転速く、決断は素早く、実行もスピーディー。

側から見ると頼れるリーダーは、そんな人。役割上求められることをやっていくと、この能力はもっともっと研ぎ澄まされ、仕事の速度と精度はさらに上がるでしょう。

だから、何かうまく物事が進まなかったり、遅れそうになっても、その能力で強引にでも進めることができたりします。

逆に何事にも遅れることに我慢ができないから、周りの人たちを相当急かし、その人たちの仕事を奪い自分でやってでも、何とか間に合わせることもできるでしょう。

一人で先頭を切って走ってから振り返ると、後ろには誰もついてきていないことがあるかもしれません。だからそんなときはゴールした喜びより、一抹の淋しさを感じたりします。

日頃はのんびり屋さんなのに、子育て真っ最中は気持ちが急いて子どもに向かって「早くしなさい!」と言ってしまうおとうさん、おかあさんのイライラ感も、こうした状態と一緒だったりするかもしれません。

焦りからイライラが高じたときにインパチェンス

インパチェンス(ツリフネソウ/ヒマラヤバルサム)」は、花の時期が終わって実が熟すのを待ち切れず種を弾き飛ばす様子から、「忍耐がない=impatiens」と名付けられました。そのように、私たちが普段のペースに我慢できず感じるイライラや焦る気持ちを、その花の振る舞いに重ねて想像させます。

インパチェンスのレメディを2滴飲むと、自分で自分の進むスピードを少し落としたり、自分ではなく他の人のペースで動くこともできるように感じます。

焦りや苛立ちというのは、自分のペースを大事にするあまり、他の人がどんな道筋を辿っているのか気が付かなくて、周りの歩みから離れて一人で進んでしまう状態。自分の時間間隔に対する緊張感が、自分だけ煽り、他人に対するイライラを増幅させます。

インパチェンスを飲むことで、忍耐強くなり、自然の時の流れを受け入れることで、他の人への共感も増すことでしょう。

 

周りと無理して合わせることに疲れる

一人でいるのが好きな人は、物静かでバタバタすることなく、口数少なく、それでいて優しさに溢れています。

人と群れず、自立しているので、周りは他のひとの意見にも左右されないその人に、安心と信頼を感じます。そのことで、多くの人が近づいて親しくなりたいと思うことでしょう。

でも、ひとりで何でもできるし、いろいろなことを知っているので、周りに対して無意識に優越感を持っていたりするのが災いして、近寄りがたい印象を与えることもあります。

特に疲れたりストレスが溜まった時は、他の人たちから離れてひとりでいたいと思う気持ちが強くなり、その雰囲気で周りを寄せ付けません。

ふと気づくと、近寄りがたい雰囲気を感じた周りのひとたちが離れていて、自分自身も周囲との距離感がつかみにくくもなるかもしれません。

周りを遠ざけてひとりになりたいときにウォーターバイオレット

ウォーターバイオレット」は、池や沼地の水面にロゼッタ状の葉を浮かべ、5〜6月、陽光が水面を明るく照らす頃、水から上に伸びて愛らしい花を咲かせます。

ただ、群れることはなく、一本一本ばらばらに立ち上がっていきます。

水がきれいな池や流れがゆったりした川を好み、水中に伸びた根や水面に浮いた葉は、ウォーターバイオレットが思いのままに生きることを許します。

その繊細さや賢さは、水面から下の見えないところにあることも、奥ゆかしさを感じさせる植物です。

ウォーターバイオレットのレメディを飲むと、周りとの距離感を、心地よく安心して保てるようにしてくれることでしょう。周囲とつながることは煩わしさをもたらすのではなく、価値やエネルギーの交換をたやすくして、より良い環境を作る元となることに気づくかもしれません。

周囲との関係を煩わしく感じたり、あえてひとから遠ざかろうという気持ちが浮かんだとき、ウォーターバイオレットは、健全な自立心に、さらにバランスをもたらすでしょう。


きれいでいることを求め過ぎるあまり・・・

新型のウィルスが世界中に広がり、自分がどれだけ注意を払っても感染の不安を消すことができないと、人から遠ざかっているしか守る術はないように思います。

自分をきれいに保ち、感染源から離れること。

周囲と距離を置くことも、他の人とタイミングをずらすことも、感染症の防御には大事なことです。
でもそれで心配が軽くなっても、万全であるとは言えないことも、私たちは既に学びました。

周りに人を寄せ付けないで、自分の世界に閉じこもれば、感染に対しては安心ですが、人との接点がなくなることによる孤独感も同時に味わうことになるでしょう。

クラブアップルは浄化のレメディ

クラブアップル(ヤマリンゴ)」は浄化のためのレメディ、といわれます。

物理的に汚れている感じ、あるいは自分が不潔な気がしたり、自分の容姿に不満があるような、外側、外見の汚れ。自分の内側に嫌な感情を持ち続けたり、何か周りからネガティブな影響を負わされてしまったような内面の穢れ。

このような自分の内からも外からも感じてしまう不浄感を除いてくれます。

こうした汚いものを受け付けたくない感覚は、実際に汚れていないとしても、「そんな感じがする」「そうに違いない」と思うだけでも絶望感に繋がります。

これは「何かがついたと感じる、疑う」という”心のくもり”かもしれません。

クラブアップルのレメディは自分の力で自分自身の純粋性を再発見することを助け、自分と他者や環境との正しいふれあいの仕方を思いださせてくれることでしょう。

 

自分の感覚を大事にすることは、人の感覚も重んじること

自分が心もからだも居心地のよい、ポジティブな状態にあれば、周りとのペースも距離感も適当で、違和感を感じることもないでしょう。

でももし、他者とのズレを感じるのであれば、それは自分の感覚に集中しすぎて、その一面についてだけしか感じられなくなっているからかもしれません。

ポジティブなときは周囲に目を配ることも楽なので、周りの状況も理解して重んじることができるでしょうが、ネガティブな状態になると、自分の感覚に集中しすぎるあまり、ストレスに感じるのです。

こうした状態は、何らかのストレスから他との接点が見いだせなくなっているだけなので、そうしたことを悔やんだり心配する前に、ここにご紹介したレメディを飲んでみましょう。

自分が大事にしていることを大事にし、さらにそれが他を尊重することに繋がっていることを実感することができるので、他者との関わりもスムーズで共感に満ちたものとなることでしょう。


バッチ博士のことば

すべてにおいて、楽しい気持ちでいるように努めるべきです。私たちは疑いや憂鬱で心が押さえつけられるのを拒否しなければなりません。そういうのは私たち自身から出たものではないことを憶えておいてください。私たちの「魂」は喜びと幸せしか知らないからです。

『なんじ自身を癒せ(Heal Thyself)』エドワード・バッチ(1930)
『バッチ博士の遺産』所収(2012)バッチホリスティック研究会・訳・刊(P.55)

京ヶ島弥生 のプロフィール

京ヶ島弥生

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。


東京は下町生まれ、1998年に鎌倉・七里ガ浜に移住。

2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。


東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。

こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。



○バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師

○IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト

○日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター
○
有限会社フロスヴィータ 代表取締役


ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/


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