不安感情は安心への扉『心を癒す花のエネルギー バッチフラワーレメディのある暮らし(連載第五回)』

2020.8.26

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京ヶ島弥生

京ヶ島弥生 ( フラワー&アロマセラピスト )

フラワー&アロマセラピスト。心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。

不安を感じるときに

大事な人に対する心配が尽きないときに レッドチェストナット

長く続く不安な日々。

と、もはや枕詞のようにさえなっている今日この頃ですが、一方からはいつまでも不安がっていてもしょうがないだろう、という声も聞こえてきます。

不安を口にする人も、否定する人も、どちらも何らかの脅威を感じている、という点は同じはずなのに、表現の仕方が違う。こんな対立に、また別の不安を抱くひともいるから、「不安は伝染する」というのも、あながち間違いではないかもしれません。

不安や心配は、だれでも抱く感情ですが、その捉え方と表し方は、ひとによってさまざまです。
ひとことで不安といっても、そこにはそれぞれの感情の表出のくせがあるからでしょう。

性格的に内気であったり、怖がり、不安性の人は、他の人より、強い恐怖や不安感を感じやすい傾向があります。

不安を感じても、それを受け流したり、そこから自分を奮い立たせることができる人もいますが、こうした人は外に表す強い態度で、自分の意思の力を奮って内面の恐れを打ち消しているのでしょう。

不安感は、とても日常的な感情です。

私たちの生活の中では、ほんの小さなことまで入れれば、感じない日はないのではないでしょうか。でも、それが大きくなったり長引くと、日常の生活にも影響を及ぼすほどの状態を招くようになります。だからこそ、少しでも不安を感じたときに、自分で自分をケアできれば、穏やかに安心に過ごすことができるのです。

突然の不安、恐怖には、レスキューレメディ(緊急用ミックス)を飲むだけでも不安が軽減できます。レスキューレメディは、5種のフラワーレメディがブレンドされたもので、事故にあったりショックを受けたときに感じるような、突然襲ってくる不安感に役に立ちます。

レスキューレメディについては第二回で詳しくご紹介しています。



 

今の不安はどのタイプ?

凍り付くようなパニック的恐怖にロックローズ

でも、もう少し自分の不安を辿ってみると、さらに様々な感情があるかもしれません。

バッチ博士が作った38種のフラワーレメディには、「不安と恐れ」というカテゴリーがあり、直接的に「不安だ」と感じるときに対応するものだけでも5種類のレメディが用意されています。

例えば新型コロナウィルスに対する態度。

コロナに罹ったりうつしたらどうしようと思う、具体的かつ直接的な不安にはミムラス(ミゾホウズキ)。

自分自身というより、自分の大事な人に何か起きたらどうしようと思う不安にはレッドチェストナット(ベニバナトチノキ)。

得体の知れない、目に見えない、漠然とした不安におののく時はアスペン(ヨーロッパヤマナラシ)。

不安が不安を呼び、怖くてたまらないとも口に出して言えないような、大きな恐怖を抱え、パニックに陥っている人にはロックローズ(ハンニチバナ)。

もう限界、自分で自分をコントロールできない、暴走したら止められないだろうと思う不安感にチェリープラム(ベニハスモモ)。

理性を超える衝動、その自分を恐れるときにチェリープラム

自分の感情をゆっくり眺めていくことで不思議に落ち着いてきます。
そして自分に合ったバッチフラワーレメディを選んで、2滴ゆっくりと飲みましょう。
気がつくと穏かな安心感に満たされ守られ、静かな勇気が内面から湧き上がるのを感じるでしょう。

 

植物が教えてくれること

バッチセンターのアスペン

私たちは、安心して守られている状況を知っているから、それが損なわれそうになると不安を感じるのではないでしょうか。

イギリス・オックスフォードシャーのバッチセンターのアスペンの木は、セミナールームの前に大きくそびえ立ち、風に揺れる葉音は、この木がそよ風を起こしているのではと思うほど優しく心地よい気分を運んでくれます。そのアスペンの下の椅子でお茶を飲むのは、私がバッチセンターを訪れたとき必ずやりたいことのひとつです。

アスペンは、雌花と雄花が離れてついて、風の恩恵で結ばれる、風と仲良しな木です。

「ヤマナラシ」という和名が表すように、風がまったくなくても木全体が震えるように小刻みに揺れ、葉と葉が擦れ合うので、アスペンが群生すると山全体が鳴っているように聞こえるとも言われます。一般的にはポプラと呼ばれ、私たちの身近でもたくさん見られます。

原因のわからない漠然とした恐怖感にアスペン

かすかな風に揺れる葉の「サワサワ」という音は、体感より前に、心地よい風が吹くことに気づかせてくれます。でも、暗い気分や心配事の中でこの音を聞くと、「ザワザワ」と聞こえるのです。ずっと震え続けるアスペンは、鳴りやまぬ不安な音を耳元に突き付けます。木はいつもと変わらずそこにいるのに、自分の気分ひとつで、怖い存在にも、安心の存在にも変わる。

アスペンが、理由もわからない漠然とした恐れを感じたときに役に立つのは、こうしたアスペンの質にあるのでしょう。不安が安心に変わるには、柔らかな風がほんの一筋頬を撫でるのを感じればよいのかもしれません。

 

不安のすぐとなりに安心が待っている

原因がわかり対象がある不安、恐れにミムラス

不安を「不安症」と捉えると、不安を断ち切るための”薬”が欲しくなるかもしれません。

でも、自分の心の中を少しゆっくり覗き見て、何に対して?何が原因で?と考えてみるだけで、心が安定して穏やかになってくるのを感じることができます。

不安が不安を呼び、それが大きく消せないものになる前に、自分自身との対話でフラワーレメディを選ぶことは、ナチュラルでシンプルなハーブ使いの方法のひとつです。

傷つきやすい人は、自分の豊かな感受性を活かして、それをポジティブに転換する。
無意識に不安を振り払える人は、自分の中で微細な傷みをすくい取り、真の勇敢さを知る。

「不安」という一言で片づけず、それぞれのひとが自分のやり方で、ちょっとだけ今の心の中を見て、取り除くのではなく、バランスを取る。こうした視点で自分を捉え、レメディを飲み、内面の調和をはかることが、不安を和らげ、明日の安心できる道を拓くでしょう。

 

バッチ博士の言葉

”お腹がすいたから庭からレタスをとってきて食べよう。恐怖心から病気になったので、ミムラスを飲もう”。こんな言い方ができるくらいに簡単にしたい。

ノラ・ウィークス『心を癒す花の療法』(1940)
林陽・訳 中央アート出版(1994)

京ヶ島弥生 のプロフィール

京ヶ島弥生

心身の健康のために、自分で自分のこころ、感情の状態に気づき、セルフヘルプでバランスを整えることができる「フラワーエッセンス/バッチフラワーレメディ」の活用を伝え続けている、海と空のブルーが大好きな自然療法家。


東京は下町生まれ、1986年に鎌倉・七里ガ浜に移住。

2001年から、アロマセラピー、バッチフラワーレメディ、ハーブセラピー、ホリスティックヘルスなどの自然療法分野で、講座やイベントの開催、個人から企業までのコンサルテーション、商品の販売など、東京、横浜、鎌倉で場所・ジャンルを問わず活動。


東京でのハードなビジネスマン生活20年、大学教員15年、ワーキングマザー30年、介護施設での高齢者ケア、災害ボランティアなども経験。

こうしたバックグラウンドにより、子供から大人、ご高齢の方、男性女性問わず、どなたのご相談にもお応えできるプロフェッショナルなフラワー&アロマセラピスト。



バッチ財団登録プラクティショナー・バッチ国際教育プログラム認定講師

IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)認定アロマセラピスト

日本ホリスティック医学協会認定生活習慣病予防指導士・ホリスティックヘルス塾インストラクター

有限会社フロスヴィータ 代表取締役


ホームページ→ http://www.flosvita.co.jp
Facebook→ https://www.facebook.com/flosvita/


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