「セルフ腸律」でファスティングの効果を底上げ!『心と体の調律(腸律)〜 腸律セラピーで腸を調える(連載第六回)』

2019.11.22

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小澤かおり

小澤かおり ( 腸律師 )

腸律サロン セラピーエ 代表 腸律師。腸には体の不調を改善させる大きな可能性があることが分かり、介護予防、病気予防、健康、美容、不眠、鬱などの全ての改善に繋げたいと腸律サロン セラピーエをオープン。不調の原因を腸から読み取るオリジナルメソッドを提供。自分で腸のケアができるセルフ腸律の指導も行い人気を呼んでいる。『一家に一人の腸律師』を増やすべく、執筆活動や講演活動も行なっている。

最近よく耳にする「ファスティング

「腸にとってファスティングは良いことなのでしょうか」という質問をされることがよくあります。

ファスティングとは...

飲食行為を断つこと。一定の期間、全ての食物あるいは特定の食物の摂取を絶つ宗教的行為[1]。現代では絶食療法(一般に言う断食療法)として医療行為ないし民間医療ともされている。固形物の食べ物を口にするのを止める行為であり、水すらも一切飲まない断食もある。
(以上Wikipedia参照)

腸律サロンに来られる方に、腸律師の私からファスティングを勧めることは殆どありません。腸の状態から見て、ファスティングのタイミングではない方がほとんどだからです。

ファスティングのメリットとデメリット

「腸律」の視点から見たファスティングのメリット、デメリットを挙げてみたいと思います。

メリット1

・腸を休ませ腸内環境を整えることができる

デメリット1

腸律に来られるお客様のほとんどは小腸の動きが弱っている方が多く、蠕動(ぜんどう)運動が抑制されています。動きが悪い腸なのに、断食をしてさらに腸を休ませてしまうとどうなるか。もっと動かない腸になってしまいます。

腸も筋肉で出来ており、筋肉は動かさなければ動かさないほど弱っていきます。動かない腸は消化吸収力も弱り、腸壁に汚れをつけてしまい、腸の中で内容物が過発酵を起こしてしまいお腹の張りが強まってしまいます。

腸内環境がますます悪くなってしまう可能性もあるかもしれません

メリット2

・ホルモンバランスの安定

ファスティングをするとホルモンバランスが整う。

デメリット2

腸とホルモンの動きは密接に結びついています。

腸が動くと腸の中に90%あると言われているセロトニンの分泌が促され身体中に巡ります。セロトニンと女性ホルモンの分泌は連動していて、セロトニンの分泌が良くなると女性ホルモンの分泌も正常化されやすくなり、逆にセロトニンの分泌が少なくなると女性ホルモンの分泌が不安定になることにもつながります。

腸を休ませるだけのファスティングはセロトニンの分泌も抑制され、ホルモンバランスを乱してしまう可能性があるかも知れません。

メリット3

・デトックス

体の中の老廃物や毒素を排泄する。

デメリット3

腸の中に老廃物や毒素を溜めておくことは良くありません。

しかし、食べないことで腸の中の内容物を流しても、その後、回復食そして通常の食事に戻ると、腸にはまた老廃物や毒素が溜まってしまいます。

腸律的には日常的な排泄力を付けていくことが大切だと考えます。

腸の蠕動運動を促す基本的な生活習慣、食習慣、精神状態。そこから考えていき、蠕動運動を促すセルフケアを勧めています。

蠕動運動によって、腸壁についている汚れは剥がれやすくなり、押し流す力がつき、排泄力につながるのです。

腸を休ませるだけでは排泄力をつけていくことは難しいかもしれません。

メリット4

・ダイエット効果につながる

体重が落ち、ダイエットにつながる。

デメリット4

食べないと体重は落ちます。

ただ、体重を落とすだけを目的としたファスティングは腸律的にはあまり賛成できません。

食べない期間、腸は動かなくなり、腸の筋力も落ち、体温も上がらず、免疫力も下がってしまう可能性もあります。

腸と自律神経の動きも連動しており、腸の動きが抑制してしまうと自律神経の動きも不安定になり、やる気が出なくなったり、疲れやすくなったり、怒りやすくなったりすることも。

また、腸が動かなくなると代謝能力も下がり、一時的に体重は落ちたものの、その後のリバウンドで体重が戻りにくい身体になってしまう可能性もあります。

効率的なファスティングは「腸律ケア」と組み合わせて!

上記のファスティングのメリットとデメリットを考慮した上で、腸律師という立場で私はこう考えています。

ファスティングの効果を最も体感するならば、腸律ケアをしっかりと行えば、その仕上がりは全く違ってくる!ということです。

腸の状態を落とさずに、更に腸の状態を善くしていきながら行っていくファスティング!

ファスティング準備期間から終わりまで、セルフケアでしっかりと腸を動かしながらファスティングを行うことをお勧めします。

腸をただ休ませるのでは足りません。腸を動かしながら休ませるのです。

腸壁の筋肉量を落とさないためにも筋トレならぬ、腸トレ(セルフ腸律)で腸の力を落とさない!

筋肉を動かすと熱を発します。

お腹(丹田あたり)の温度をセルフケアで温めることもできます。そうすると体温も下がらず免疫力アップにもつながり、腸が動くことで代謝もアップ。

そして腸の中にあるセロトニンの分泌も促され、女性ホルモンへの影響も少なくなり、そして睡眠の質が上がるでしょう。

そして腸律師としてファスティングを行う場合、お勧めしていることは、体が怠くても、朝は早起きをして朝日を浴びること。できたら朝と夜、しっかりと湯船に浸かること。

15分以上歩くこと。11度は大笑いをすること

ファスティング終了後も規則正しい生活、自分自身を癒す時間を心掛けることを続けていくこと。

ファスティングを考えている方。

ファスティングしても何となく不調が続いている方。

是非、一度、腸律サロンセラピーエまで足を運んでみてください。

小澤かおり のプロフィール

小澤かおり

腸律サロン セラピーエ 代表 腸律師。

介護士時代、『排便トラブル』に悩む多くの利用者様が認知症などの病状が悪化していく状況に気付く。排便トラブルの原因を探っているうちに、薬、病気、腸の動きに着目する。

腸には体の不調を改善させる大きな可能性があることが分かり、介護予防、病気予防、健康、美容、不眠、鬱などの全ての改善に繋げたいと腸律サロン セラピーエをオープン。

不調の原因を腸から読み取るオリジナルメソッドを提供。『自分で生きられる力』が何よりも必要と考え、自分で出来るセルフ腸律も教えている。

『手の温もりで救う』を志に、サロン通いからの卒業を目指し『一家に一人の腸律師』を増やすべく、執筆活動や講演活動も行なっている。


腸律サロン セラピーエ


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