春の健康管理 ~心と体をゆるめる~ 『 四季に寄り添い、祈るように暮らす(連載第四十二回)』

2020.2.21

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三浦奈々依

三浦奈々依 ( フリーアナウンサー )

フリーアナウンサー・神社仏閣ライター・カラーセラピスト。
ラジオ番組にて15年にわたり、アーティストインタビューを担当。現在はDatefmにて毎週土曜12時放送「IN MY LIFE」のパーソナリティーを務める。東日本大震災後、雑誌Kappoにて約7年にわたり「神様散歩」の連載を執筆。カラーセラピストとしても全国で活動中。

春の雨はやさしいですね。

この時季は七十二候の「土脉潤起 (つちのしょううるおいおこる)」。

雪がしっとりとした雨へと変わり、凍てついた大地を潤していきます。

いつのまにか梅の花も咲き、眠っていた虫たちも「おはよう」と目覚める季節になりました。

花屋さんにも春の訪れを告げる花々が並ぶようになりましたね。

部屋に桜を飾ったら、心が春色に染まりました。

今日は芽吹きの「春」に、心と体をゆるめる生活、春に食べて欲しい旬の食材、いちごの恵みがギュッとつまった東北の美酒、心華やぐいちごドレッシングのレシピもご紹介。

季節に合わせて、私たちの心と体も変化します。春の健康管理に必要なことは、心と体をゆるめること。

さぁ、春を迎える準備を始めませんか?

季節に合わせて人の体も変化する

冬の間カチコチに固まっていた大地も、春の雨を含み、ふんわりと柔らかくなるこの時季。

冬は寒さから体を守るために筋肉や骨盤も収縮しますが、春の雨を含んだ大地のように、私たちの体も少しずつゆるみ、季節の巡りに合わせ変化していきます。

ですが、冬から春へという大きな季節の変わり目は、その流れがスムーズにいかず、肩こりや腰痛、花粉症、肌トラブルなどに悩まされ、体調を崩す方も。

連日、新型コロナウィルスについて報道されています。

手洗いうがいはもちろんですが、普段の健康管理が大切。十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めましょう。

また、今年は全国的に例年より早く花粉の飛散が開始しています。

東京では、例年より2週間早い2月3日に飛散が始まり、2月下旬にはスギ花粉の飛散がピークに入るといわれています。

花粉が飛散するのは、お昼から夕方です。

注意しましょう。

 

春の始まりに体をゆるめよう

春は朝の散歩、ウオーキングなどを始めるのに良い季節。

冬の間になまってしまった体を、毎日少しずつゆるめていきましょう。

朝、早起きをして、ヨガやストレッチ、ラジオ体操など、体を動かしてから家事を始めたり、会社へ出勤してはいかがでしょうか。

また入念なマッサージもおすすめです。耳の周りや首、脇の下、足の付け根を手でこすったり、揉んだりするだけでも、リンパの流れがスムーズになりますよ。

心をゆるめる「ゆるみ時間」

春のうららかな陽気とは裏腹に心はブルー。「だるくて、やる気が起きない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私は、ちょうど今時季から、3月、4月と、なんとなく体が重い感じがして、休みの日に家でダラダラと過ごしてしまうことも。

昔から精神科医の間で、春はメンタルの状態が悪化する人が増えるといわれているそうです。

日本には四季がありますね。

葉を落とした木々に、新芽が一斉に芽吹く春。環境はもちろん、自然環境に大きな変化が起こる時、人間の心と体がその変化に対応できなくなり、不調が生まれることもあるということを知って、納得しました。

気持ちが落ち込む

寝つきが悪い

何度も夜中に目が覚める

めまいや耳鳴りがする

胃腸の調子が悪い

そんな不調に悩まされている方は、副交感神経を優位にさせる、「ゆるみ時間」を意識して過ごしましょう。

「~しなければならない」ではなく、「~したい」という自分の思いを大切に。

心の向くままにゆったりと過ごす時間が、心と体の不調を整えてくれます。

例えば春の運動も、「毎日同じ時間にきちんと」と思わず、ふらりと楽しむ。

そんなゆるさが大切です。

家事も、上手に手抜きをして下さいね。

春に感じる目の不調

この時季、目に不調を感じる方も少なくないようです。

皆さんはいかがですか?

目がショボショボする、疲れやすい、ストレスなどによる目の痙攣に悩まされている方は、目のまわりを軽くマッサージしたり、アイマスクを使い、目をしっかりと休ませてあげましょう。

就寝前、蒸しタオルで目を温めると血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれ、リラックスできます。市販のホットアイマスクなら出張にも便利ですね。

2月は寒さがゆるんだり、戻ってきたりと、まだまだ冬の影響が残る時季。

目や体の不調を感じている方は、冬の生活習慣に戻って、生野菜や果物を控え、鍋物といった温かい食べ物をいただいて、精をつけて下さい。他にも、使い捨てカイロなどで体を温めるのも効果的です。

春におすすめの旬の食材

春は、タラの芽、コゴミ、フキノトウ、タケノコといった山菜も美味しい季節ですね。

フキノトウは、春一番の食材。体を目覚めさせてくれます。

カラッと揚がったフキノトウの天ぷらをお塩でいただく。もう、たまらないですね。

春の山菜の苦みは、加齢とともに弱った心臓を丈夫にしてくれます。

この時季、特におすすめしたい食材はニラ。

実は、春はニラが最も美味しい季節なんです。

スーパーなどで通年出回っているため、旬をご存知ない方も多いかもしれません。

ニラは冬から春にかけて葉がやわらかくなり、香り高く、もっとも食べ頃になるんですよ。

ニラには、デトックスとリラックス、ダブルの効能が。

漢方薬・生薬認定薬剤師である村上百代さんによると、ニラは温性で辛味があり、冷え性や血の巡りの悪い人におすすめの食材。

そこで、朝食にニラをたっぷり使ってニラ玉はいかがでしょう?醤油にオイスターソースを加えると、味わい深い一品に。また、豚バラ肉を加えると、食べ応えのある夕食のおかずになりますね。

心華やぐいちごの力

東北一のいちごの産地、宮城県亘理町・山元町は「いちご王国」と呼ばれています。

中でも、東京の一流百貨店で高い評価を受けている「ミガキイチゴ」を生産しているハウス・山元町ICHIGO WORLDでは、5月31日までイチゴいちご狩りを開催しています。

東北のいちごは美味しい!

陽の光をたっぷり浴びて、真っ赤に育ったいちごは絶品です。

また、私が最近はまっているのがいちごのお酒。心を癒し、元気にしてくれるエナジードリンクです。

宮城県の大崎市にある寒梅酒造では、山元町のいちごの濃厚な甘味と上品な酸味をまるごとお酒にした「陽のしずく」をリリース。

人気を博しています。

「陽のしずく いちご酒」寒梅酒造
http://miyakanbai.com/ラインナップ/

初めて飲んだ時、あまりの美味しさに、思わず「うまい!」と、ひとこと。

甘すぎないお酒は女性だけでなく、男性にもおすすめですよ。

さて、友人の誕生日に生のいちごを使って爽やかなドレッシングをつくりました。

ピンク色のドレッシングは美味しいだけでなく、サラダを心華やぐ素敵な一品に変身させてくれます。ぜひ、お試しを。

所要時間はたったの5分です。

いちごドレッシング レシピ

[ 材料 ]
いちご:60~70グラム(いちご一個の重さは、へたをとって約36グラム)
玉ねぎ:60グラム(玉ねぎの香りが苦手な方は少な目で)
サラダ油:75グラム
酢:35グラム
砂糖:15グラム
塩:3グラム

ミキサーにすべての材料を入れて、スイッチを入れるだけ。

いちごは少し多めの方が美味しいです。

いかがでしたか?

「土脉潤起 (つちのしょううるおいおこる)」。

凍てついた大地に春のやさしい雨が降り注ぎ、少しずつやわらかくなっていくように、少しずつ心と体をゆるめていきましょう。

もうすぐ、本格的な春がやってきます。

参考文献

村上百代 『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える』
若林理砂 『養生こよみ』

三浦奈々依 のプロフィール

三浦奈々依

フリーアナウンサー・神社仏閣ライター・カラーセラピスト。

ラジオ番組にて15年にわたり、アーティストインタビューを担当。現在はDatefmにて毎週土曜12時放送「IN MY LIFE」のパーソナリティーを務める。

東日本大震災後、雑誌Kappoにて約7年にわたり「神様散歩」の連載を執筆。心の復興をテーマに、神社仏閣を取材。

全国の神社仏閣の歴史を紹介しながら、日本の文化、祈りの心を伝えている。

被災した神社仏閣再建の一助となる、四季の言の葉集「福を呼ぶ 四季みくじ」執筆。


http://ameblo.jp/otahukuhukuhuku/
アマゾン、全国の書店、世界遺産・京都東寺等で販売。


カラーセラピストとしても全国で活動中。
旅人のような暮らしの中で、さまざまな神社仏閣を訪ね、祈り、地元の人々と触れ合い、ワインを楽しむ。

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